マンゴー睡眠薬事件

どうもウシワカです♪

これは今から5年前の2012年8月に起こった事件です。

当時私は友人Kとともにマニラを観光しておりました。イントラムロスを観光し、近辺のマクドでの昼飯を済ませお店を出たところ、フィリピン人のおじさん1人とおばさん2人にタガログ語で話しかけられました。こっちが日本人だとわかると、突然日本語で挨拶しだす変なおじさん。これからバクラランまでタクシーで行くと言うと、「タクシーはぼったくりもあるから危ない。我々も同じ方向だから、案内してあげるよ。ジープで行こう」。そう言われて面倒くさいなと思いながらも、まあ道案内くらいなら大丈夫かと思い、一緒に行くことになりました。

ジープの中ではおじさんは日本に行ったことがあるとか、親戚が日本にいるとか言ってます。なんて胡散臭い人なんでしょうかとは当時はまだ思わず、本当なのかと思いながらも、なんとなくそうなのかと信じておりました。

そしてバクラランへ。。。

バクラランに着くと、このフィリピン人たちは案内を始めます。バクラランは地名で、ローカルマーケットのバクラランマーケットがあることで有名です。ここは人が多く、スリも多い場所です。リュックを背中に背負うのは危ないので前に背負うようにとかアドバイスをくれます。市場を見て回り、教会も訪れて、さあ解散というところで、このフィリピン人たちは、マニラの協会でコンサートがあるから行ってみないかと誘ってきました。僕らは最初断っていましたが、今まで親切だったし、教会行くぐらいなら大丈夫かとついていくことにしました。この説得される最中の会話でおじさんが「アイゴートゥージャパーン」とかほざいていたのが今でも忘れません。

LRT(電車)に乗せられて、いざ教会へと思っていたら、電車の中でおじさんが「コンサートのチケットは妹が持ってるから、一旦家に帰って妹を待つ」とか言い出します。怖さを感じながらも、もはや自分がどこにいるかもわからないので、虎穴にいらずんば虎児を得ずの気持ちで突入することにしました。電車を降りて、トライシクルに乗って、このフィリピン人たちの家に向かいます。家に着くと、怖さから中に入るのをためらっていましたが、友人が入っていったので仕方なく入っていきました。

椅子に座るとビールが出てきました。うわーって思いました。ビールに睡眠薬が仕込まれてる話はよくある話です。おじさんが目の前で同じビールを開けて飲んだので、これは大丈夫かと思い、友人Kと一緒にビールを飲みました。その後、パンシットという焼きそばみたいなものがでてきます。食べると次はマンゴーが出てきます。マンゴーを食べていると、そんな食べ方じゃ足りないとおばちゃんがマンゴーを食べさせてきます。

そして、起きたらホテルの部屋でした。。。

きっとマンゴーに睡眠薬が入っていたんですね。私にはマンゴーを食べた後の記憶がありません。やられたと思い財布をチェックすると、財布の中の現金3万円とデジカメがありませんでした。幸いにもクレジットカード、パスポート、iPhoneは無事でした。その後、友人Kとともに警察に行き、どうにもならないですが、とりあえず事情を説明しておきました。

ちなみに、私は全く記憶がありませんでしたが、友人Kは二つのシーンを覚えておりました。一つ目は我々が床の上に寝かされていたこと。もう一つは、タクシーに乗せられた後、タクシードライバーに物を盗られたから引き返してほしいと言うと、タクシードライバーはあそこは危ないから、明日警察に行けと言っていたそうです。なぜ、自分の部屋に戻っていたのかは不明ですが、おそらくこのフィリピン人たちとの行動中にどこに泊まっているのか言っていたのかもしれません。それとも、友人Kが意識朦朧とする中で、タクシードライバーに場所を伝えていたのかもしれません。

これがやつの写真です。左に写っているこちらに背を向けたメガネをかけたおっさん。

そして、こちらがもう一人のおばさん。

まあ、現金とデジカメだけだったので、まだよかったです。内臓売られる恐ろしい話も聞きますし、そこまでいかなくとも、パスポートとか取られてたら面倒くさいことになってましたから。まだ、しっかり生きてます。四足で立ってます。

皆さん、知らない人には絶対ついて行ってはいけません。小学校の時に習いましたよね。しかし教会で神に祈ってたくせによくこんなことできるな。。。カトリックに対する印象めちゃめちゃ悪くなりました。

マンゴーを見るとこの事件を思い出すので、ウシワカはマンゴーがちょっぴり苦手になりました。

今回の教訓

  • 知らない人にはついていかない
  • 親切にされたときは疑え
  • マンゴーを食べるときは要注意

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