フィリピンで巻き起こるジープニーデモ

どうもウシワカです♪

私はいつも朝ジープニーで通勤しているのですが、昨日の朝は早朝にも関わらず長蛇の列となっていた。

なんだこれは!?

全く最後尾が見えない。列の長さと道路の混雑によって、最後尾まで3分くらいかかった気がする。

先ほどニュースを見て、ジープニーグループの抗議デモがあったということを知り、この長蛇の列はその影響に違いないと思った。

現在、政府は渋滞と環境汚染の原因となっているジープニーを新型ジープニーに取り替えるという計画を進めている。製造して15年以上の老朽化ジープニーを環境にやさしい電気ジープニーに取り替えるという計画だ。これに対し、Pistonと”No to Jeepney Phaseout Coalition”という団体が反対をしているという構図。

一見この計画を見ると万々歳のように思いますが、既存のジープニーを運営している人たちからすればそりゃ反対となりますよね。ジープニー関連で生計を立てている何十万という人々が影響を受けることになりますから、今所有しているジープニーを廃止なんて納得できないでしょう。彼らは今のジープニーはまだまだ使えるし、交換ではなくリハビリをするべきだと訴えてます。

彼らの言い分も理解できなくはないですが、私は政府の電気ジープニー計画に賛成です。これだけでも、マニラの空気は幾分かは綺麗になるでしょう。さらにこれをICカードのbeepと組み合わせれば、あの面倒くさいジープ内での現金支払のやりとりからも解放されます。

イノベーションの導入には常に既得権益の抵抗が待ち受けています。日本でUberが思い通りに機能していないのもそうですよね。今までなかなか進まなかったフィリピンのインフラ整備に、ドゥテルテ大統領がどれほど取り組んでいくことができるのか楽しみです。


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