どうもウシワカです♪
今回はフィリピン人と結婚して、これから配偶者ビザ(結婚ビザ)を取得したいという方に向けて、申請に必要な書類と手続きを解説していきます。
その前に結婚の手続きはこちらの記事を参照して下さい。
フィリピンの配偶者ビザには2段階の手続きがあり、まずはProbationaryという仮永住ビザを取得し、その1年後にPermanentの永住ビザに切り替わるという形になります。
今回はこの仮永住ビザを対象としています。
ちなみにこの配偶者ビザの申請を業者に依頼すると15万円近くかかってしまいます。ビザの申請なんて自分には難しいと思う方もいらっしゃると思いますが、意外と簡単にできてしまうので、本記事がお役に立てれば幸いです。
ステップ1. 必要書類を集める
まずは申請に必要な下記の書類を集めましょう。
- 配偶者と連名の嘆願書(Joint letter)
- 申請書(Application form)
- 婚姻証明書(Marriage Certificate)
- フィリピン人配偶者の出生証明書(Birth Certificate)
- パスポートの写真ページと直近入国日のスタンプがあるページの写し(Copy of Passport)
- NBIクリアランス(NBI Clearance)
- BIクリアランス(BI Clearance)
- メディカルクリアランス(Medical Clearance)
※BIクリアランスとメディカルクリアランスは用意する必要はありません。
※申請書をダウンロードする際にチェックリストもダウンロードしておいて下さい。チェックリストも申請書と一緒に提出する必要があります。
※フィリピン役所にはボールペンは常備されていないので、必ずボールペンを持って行きましょう。
※服装は襟付きシャツに長ズボンがいいと思います。半ズボンにサンダルでは入館拒否される可能性があります。
(1) 配偶者と連名の嘆願書(Joint letter)
自分で作成することもできますが、公証人事務所に作成してもらうのが手っ取り早いです。
イミグレ本局に入り、正面にあるPublic Informationに行けば、公証人を紹介してもらえます。
紹介してもらった公証人がイミグレ本局まで迎えに来るので、その人についていきましょう
実はイミグレ本局隣のChamber of Commerceの裏側に公証人事務所を構えています。
手数料500ペソほどで10分ほどで作成してくれます。
この書類は夫婦両名の署名が必要なので、必ずフィリピン人配偶者を同伴させましょう。
(2)申請書
イミグレホームページのApplication Formからダウンロードできますので、2通準備しましょう。
用紙サイズは特に問われませんが、A4またはLegal Sizeをオススメします。
(3)婚姻証明書
PSA発行の婚姻証明書です。黄色の原本が必要です。
(4)フィリピン人配偶者の出生証明書
こちらもPSA発行の黄色の原本が必要です。
(5)パスポートの写真ページと直近入国日のスタンプがあるページの写し
写真ページと直近入国日のページをコピーしましょう。
(6)NBIクリアランス
無犯罪証明書です。
フィリピン初入国から6ヶ月以上経過している方は入手する必要があります。
マニラのNBI本局まで行く必要はありますが、オンラインで手続きすると待ち時間ほとんど無しで取得できます。
ステップ2. 申請と書類チェック
書類が揃えば、次は申請です。
イミグレ本局での当日の流れは、イミグレ本局のPublic Information→隣の公証人事務所→イミグレ本局のPublic Informationという流れになります。
公証人事務所でJoint letterの作成が終われば、書類をバインダーに綴じてくれるので、そのバインダーをイミグレ本局のPublic Informationに提出します。
ここで最初の書類チェックが入ります。
この最初のチェックを通過すれば、次は担当官の書類チェックの順番を待つように言われます。
順番が来ると、Public Informationの奥で担当官に呼ばれ、2回目の書類チェックをされます。
2回目の書類チェックが終われば、次は行くべきカウンターの場所を指定されるので、言われた通りに進んで下さい。
ステップ3. 申請書類の提出と支払い
この後の手続きは合計4回各カウンターを回ることになります。
(1) ACRカウンター
(2) ビザカウンター
まずこの2つは隣同士で、書類を綴じたバインダーをそれぞれ提出するだけです。
(3) 支払いカウンター
ビザカウンターが終わればレシートをもらえるので、そのレシートを持って隣の支払いカウンターに列びます。
順番が来れば、お支払いカウンターで約11,200ペソを支払いましょう。
(4) 受領カウンター
支払いが終われば、次はPublic Informationすぐ横の受領カウンターにレシートを持っていきましょう。
ここで、面談日程が2つ提示されるので、いずれか都合の良い方に当日迎えば大丈夫です。
以上で申請の手続きは終わりです。
最後はいくつもカウンターに向かう必要があり、ややこしく感じますが、言われた通りに行くだけですので難しくはありません。
但し、待ち時間が結構長いので、そこは覚悟しておきましょう。
あと時々順番待ちを忘れられていることがあるので、余りにも遅く感じたら、時折フォローアップしてみましょう。
コメント
日本在住20年、フィリピン人の妻の田舎へ移住するつもりです。年金受給者です。13Aのビザ取得の勉強しています。英語が不得手なので、大変苦労しています。あなたのブログは大変参考になります。コロナの影響で、フィリピンにも行けません。日本のフィリピン領事館での方法と書類が違いますが?教えて下さい。
コメントありがとうございます。
フィリピン大使館のホームページを確認しましたが、必要書類は異なるようです。
https://tokyo.philembassy.net/ja/consular-section/services/visa/non-quota-immigrant-visa/
日本のフィリピン大使館で手続きされる場合は、ホームページを確認し、直接フィリピン大使館にお問い合わせ頂くと良いかもしれません。