フィリピンの会計のお話

どうもウシワカです♪

私は現在、フィリピンの某企業にて経理の仕事をしておりますが、以前にフィリピンの会計事務所にてコンサルタントとして仕事をしておりました。同じ会計分野の仕事でも、社内の経理と会計事務所のコンサルタントでは全くやることが違います。

今まで培ってきた知識をまとめることと、自分自身の勉強の意味も込めて、本ブログにてできるだけわかりやすくフィリピンの会計の話をしていきたいと思います。

フィリピンの会計基準

フィリピンはフィリピン独自の会計基準PFRS(Philippine Financial Reporting Standards)という会計基準を使用しています。

フィリピン独自と言いましたが、実は国際会計基準IFRS(International Financial Reporting Standards)を”ほぼ”そのまま適用したもので、基本的にはIFRSと同じです。”ほぼ”と言ったのも、基本的に国際会計基準の”International”を”Philippine”に変えただけだからです。

会計期間と会計年度

会計期間は1年で、会計年度も自由に変えることができますが、Calendar yearと言われる12月決算が一般的です。日系企業の場合は、日本本社に合わせる会社がほとんどで、日本と同じく3月決算を選択する会社が多いです。

監査

会社法上、払込資本が5万ペソ以上の会社は年に一度監査を受ける必要があります。また、税法上、いずれかの四半期に売上が15万ペソ以上ある会社は監査を受ける必要があります。つまり、いずれかの要件を充たした時点で、公開会社・非公開会社を問わず、事実上ほぼ全ての会社が監査を受けることとなります。

日本の感覚だと、監査なんて大企業がすることだと思いがちですが、ここフィリピンでは違います。会計事務所に頼らない場合は忘れがちですので、ご注意下さい。


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