フィリピンの会計士試験とフィリピン人会計士

どうもウシワカです♪

今回はフィリピンの会計士試験について気になったので、ちょっと調べてみました。

日本語でフィリピンの会計士試験について触れている記事は皆無だったので、フィリピンサイトより情報を得るほかありません。まあ、日本人がフィリピンの会計士試験を受けることはないので、需要がないのは当然ですよね。。。

ウシワカはマニラで会計の仕事をしてますが、今まで数多くのフィリピン人会計士を見てきました。フィリピンって実は会計士の数けっこう多いんです。

まずは試験制度を見てみましょう(制度は2017年現在のものです)。

試験制度

試験科目と試験時間は下記の通りです。

Taxation 3時間
Regulatory Framework for Business Transactions 3時間
Auditing 3時間
Theory of Accounts 3時間
Financial Accounting and Reporting 3時間
Management Advisory Services 3時間
Advanced Financial Accounting and Reporting 3時間

全7科目で試験時間は各3時間ずつ。試験科目の中身までは把握していませんが、試験範囲的には日本やアメリカの会計士試験とほぼ同じようです。

試験は日本と同様で年1回。2017年5月のスケジュールでは、この7科目を4日間に分けて実施しています。

試験問題についてフィリピン人会計士に聞いたのですが、なんと全て選択式の問題のようです。選択式なので難易度的にはそれほど高くないかと思います。わからなくても解答できちゃいますしね。。。日本の論文式試験を勝ち残ってきた会計士の方たちからすると、なんだか気がぬけちゃいそうです。

フィリピン人会計士

この選択式という試験制度もあってか、フィリピン人会計士は皆優秀かというとそうでもありません。ただ、経理なり会計の仕事を頼む場合は、最低限会計士レベルの子じゃないとこちらが望むようなパフォーマンスは出てきません。つまり、会計士試験に通っていないような子だと、十分な知識と能力が備わっておりません。

日本では経理一筋何十年というスーパー経理マンみたいな方はいますが、フィリピンでは会計士レベルの子じゃないと、クオリティの高い仕事を任せることは難しいと思います。

気になるフィリピン人会計士の給与ですが、サラリーマン会計士の場合だと平均2万~3万ペソくらいです。日本円で5万~7万円くらいです。

まとめ

以上、フィリピンの会計士試験は選択式で難易度が高くなさそうとは書きましたが、7科目は多いですね(笑)。1年に1回しか受けられないというのもきつい。USCPAで4科目しか受けてないウシワカにとっては、ちょっと気が引けてきます。。。


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