どうもウシワカです♪
フィリピンで働いている人に朗報です!
フィリピンで税制改革が実施され、2018年1月より所得税が減税となりました!
まずはこれまでの所得税を見てみましょう!
旧税制(2017年12月まで)
年収(ペソ) | 所得税 |
0~10,000 | 5% |
10,000~30,000 | 500 +(課税所得 – 10,000)x 10% |
30,000~70,000 | 2,500 +(課税所得 – 30,000)x 15% |
70,000~140,000 | 8,500 +(課税所得 – 70,000)x 20% |
140,000~250,000 | 22,500 +(課税所得 – 140,000)x 25% |
250,000~500,000 | 50,000 +(課税所得 – 250,000)x 30% |
500,000~ | 125,000 +(課税所得 – 500,000)x 32% |
新税制(2018年1月から2022年12月まで)
年収(ペソ) | 所得税 |
0~250,000 | 0% |
250,000~400,000 | (課税所得 – 250,000)x 20% |
400,000~800,000 | 30,000 +(課税所得 – 400,000)x 25% |
800,000~2,000,000 | 130,000 +(課税所得 – 800,000)x 30% |
2,000,000~8,000,000 | 490,000 +(課税所得 – 2,000,000)x 32% |
8,000,000~ | 2,410,000 +(課税所得 – 8,000,000)x 35% |
旧税制と新税制の比較
フィリピンで仕事をしていない人にはあまりピンと来ない話ではあると思いますが、新税制の特徴は”庶民減税、金持ち増税”です。
わかりやすいのが、年収250,000ペソ以下の人は所得税ゼロとなり、一方で年収8,000,000ペソ超稼ぐ富裕層への最高税率は35%となりました。
フィリピンで働く日本人の場合、旧税制ではほぼ皆最高税率の32%で払っていたかと思います。しかし新税制では、現地採用の場合だと、概ね”800,000~2,000,000”のブラケットに収まると思うので、税率は30%となります。
仮に年収1,000,000ペソだとして計算した場合、単純計算で旧税制では286,000ペソ、新税制では190,000ペソで、差額の96,000ペソが実質的な収入増となります(実際には、非課税所得や各種控除もあるので、金額は変わってきます)。この場合、単純に給料1ヶ月分増えるような感じですね♪♪
逆に年収10,000,000ペソの人はどうなるのか?
単純計算してみると、旧税制では3,165,000ペソに対し、新税制では3,110,000ペソ。この人は減税されてます。
もう少し増やして20,000,000ペソにしてみましょう。
旧税制では6,365,000ペソに対し、新税制では6,610,000ペソ。この人にとっては増税です。
単純計算ですが、金持ち増税となっていることがわかります。
まとめ
このように大部分の人にとっては所得減税となり、庶民はこの恩恵を受けることになりますが、喜んでばかりはいられません。
身近なところでいうと、VAT(日本でいう消費税)の税率が上がります。ガソリン税や自動車税も上がります。
個人的には所得税はなるべく減らして、消費税や奢侈品の税率を上げればいいと思っているので、今回の税制改革は好意的に見ています。