どうもウシワカです♪
先日、マニラの日本語学校で日本人が逮捕されるという事件が起きました。
この日本語学校はマニラのマンダルーヨン市にある「Ohayo Japanese Language Training Center」で、どうやら生徒達に対し、日本で働けると嘘をついて手数料を騙し取っていたようです。
詳細は以下に詳しく記載されています。
http://philippinearekore.blog.fc2.com/blog-entry-1234.html
ばれるとは思っていなかったんでしょうか。。。小心者のウシワカは恐ろしくて真似できません。。。
今回のこの事件なんて氷山の一角で、違法行為に手を染めている日本人はフィリピンにたくさんいます。必ずしもいかがわしい日本人だけがやっているわけではなくて、立派なビルにオフィスを構えている日系企業でさえ、平気で違法行為をやっています。
以下ウシワカが聞いたいくつかの事例を紹介します!
事例1)観光ビザで働く日本人
例えばよく聞くのが、観光ビザで働いている日本人。労働ビザの取得には会社としてもコストがかかるため、日本人社員を観光ビザで働かせます。観光ビザの延長は誰でも簡単にできるため、この利点を悪用した方法です。観光ビザでの就労は禁じられているのでもちろん違法行為です。
試用期間中だからという理由で労働ビザの手続きをしない会社もありますが、試用期間だろうがなかろうが労働ビザなしでの就労は禁止されています。
事例2)日本人社員への給与の支払い方
フィリピンの所得税制は日本と同様に累進課税のため、日本人水準の給与だと最高税率が適用されてしまいます。支給額100,000ペソでも、手元に入るのは70,000ペソくらいといった感じです。
もちろん手取額が多い方が日本人社員は有難く、求人も集まりやすいと考えて、会社はある手を考えます。それは、給与を日本の口座に振り込むこと(但し、フィリピン現地法人しか存在しない会社はこの方法は使えません)。
観光ビザの方だとフィリピンでは給与を受け取れないので、ほぼこの方法を取っています。
また、労働ビザがある方でも、20,000ペソほどだけフィリピンの給与にして、残りは日本の口座に振り込むという方法を取っている会社もあります。
日本の口座に振り込まれるとフィリピン当局は把握できません。一方で、日本での労働実態がない以上、日本で所得税を申告もしないでしょう。つまり、脱税してます。
フィリピンの税制上、フィリピンでの労働対価として受け取った報酬は全てフィリピンにて申告納税する必要があります。
まとめ
以上日本人がフィリピンで手を染める代表的な違法行為を紹介しました。違法行為と知りながら、内部告発がない限りほぼばれることはないので、多くの現地採用日本人がこれをやってしまっています。
このパターンだと悪いのは会社側ですが、摘発されるともちろん従業員側も処罰の対象となりますので注意して下さい。以前にセブのコールセンターで、観光ビザで働いていた日本人60名が不法就労で逮捕されたという事件もありました。
会社は決して社員を守ってはくれませんので、会社の言うことは安易に信じず、しっかり自分の頭で考えて対応するようにしましょう。