【USCPA】試験制度について

どうもウシワカです♪

科目別勉強方法の紹介前に試験制度について分析してみます。

2017年4月よりCBT3(CBT3: Computer-based Testing 3)でという新しい試験制度が導入されました。これまでの暗記・理解・適用を重視した試験から、分析・評価といったスキルをより重視した試験となります。2016年7月以降旧試験の下で導入されたDRS(Document Review Simulation)という問題形式が、この分析・評価問題の典型のように思います。

試験制度の分析においては、旧試験との比較が有益だと思うので、以下比較していきます。ちなみに、私は旧試験制度で受験しております。

試験時間

旧試験 新試験
FAR 4時間 4時間
AUD 4時間 4時間
BEC 3時間 4時間
REG 3時間 4時間

新試験ではBECとREGの試験時間が4時間となりました。特にBECはTBSが導入されます。

問題数と出題比率

旧試験 新試験
MC TBS/WC MC TBS
FAR 90問(60%) 7問(40%)  66問(50%)  8問(50%)
AUD 90問(60%) 7問(40%)  72問(50%)  8問(50%)
BEC 72問(85%) WC 3問(15%)  62問(50%) TBS 5問(35%)     WC 3問(15%)
REG 72問(60%) 6問(40%)  76問(50%)  8問(50%)

MCの比率が全体の50%まで低下してます。旧試験まではMCの配点比率が高く、MCにより重点を置く形でしたが、新試験ではTBSが非常に重要となってきます。

出題構成

FAR・AUD・REG

MC→MC→TBS→休憩15分(任意)→TBS→TBS

BEC

MC→MC→TBS→休憩15分(任意)→TBS→WC

旧試験ではテストレットの間で任意で休憩を取れましたが、その間試験時間は止まりませんでした。FARとかボリュームの多い科目は、この休憩時間が後々響いてきます。休憩を取らないつもりで試験には臨みますが、どうしてもトイレに行きたいときはどうしようもない。。。この点、新試験では試験時間とは別に15分休憩が与えられるので非常にありがたいですね。

総括

総括すると、TBSへの配点比率が高くなり、単純な暗記だけでは合格できないような試験へと変わっています。BECやREGも3時間になっており、受験生にとっては一見難易度が上がったかのように思えますが、必ずともそうとは限りません。例えば、問題数が増えたということは1問あたりの配点比率が相対的に小さくなっているので、一つのミスが合否に与える影響は小さくなります。また、TBSは部分点を取れるので、簡単な問題を積み重ねていくことで十分に合格点に達することができると思います。

最後に、試験の出題構成が多少変わったとしても、基本的にやることは変わりません。テキストをしっかり理解して、問題演習を積み重ねていく。これに尽きます。


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